2016年9月15日木曜日

一呼吸

先日、立町にある、お昼は中国茶専門店、夜はイタリアン料理店という「露伴茶館」さんへ行ってきました。

夜は一度行ったことがあるのですが、前々から気になっていたお昼の中国茶へGo!です。


色んな種類の中国茶があって、お値段も手頃なものから高価なものまで様々ですが、とりあえずオススメの中から「龍鳳峡高山茶」を注文。
ちなみにお昼はランチもされています♡



初めの一杯は、お店の方が説明をしながら淹れてくださって、それ以降は、火にかかった薬缶を一緒においてもらえるので、自分で淹れていくというシステム。
90分間は、薬缶の湯も随時足して下さいます。



まず、急須に入れる前の茶葉の香りを楽しみ、急須にお湯を注いで、蒸らすこと約1分。

その後、急須の中のお湯を、一旦全部デキャンタにうつす。

そして、まず蒸らした茶葉の香りをいただく。

そして、お茶を一旦小さなカップに移し、それから茶碗に注ぐ。

小さなカップに残っている香りを楽しむ。

そして、茶碗のお茶をいただく。。


お茶は好きなので、家でも緑茶淹れたり、紅茶も飲むほうではあるのですが、こうやって、ちゃんとした茶器が揃っていて、じっと蒸らす時間を待ったり、ひとつひとつの動作が終わる毎に、それぞれの香りをいただく、というのは普段はないので、なんだかとても非日常の落ち着ける時間でした。

二番煎じ、三番煎じと、毎回違う香りと味わいに、時間の流れをゆったり感じながら、ぼーーっとする幸せ(笑)

お茶を飲むのは、水分摂取なわけですが、そこに至るまでに、何度も器に移し替えたり、時間を置いたり、香りを楽しんだり、味わっていただく。
最終的な、「お茶を美味しく飲む」だけじゃなくて、それぞれの過程にも意味があって、香りをいただく時は、必ず深呼吸になる。

現代は、その過程は便利な物でどんどん短縮され、もちろんそれによる恩恵もたくさんあるのだけれど、一呼吸おける時間がどんどんなくなってる。

呼吸をすることは、今ここにちゃんと生きているということ。
体がここにあるということ。
そういう時間を、一日の内に少しでも持てたら。

最近、呼吸について、色々勉強しているところなので、その話はまたの機会に。

とっても素敵な雰囲気の露伴茶館さん。
実は秋に、ここでライブの企画中です♡
また詳細決まりましたらお知らせいたしますので、よろしくお願いします(^^)

露伴茶館
https://s.tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34021175/

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