2016年2月7日日曜日

オリジナリティ

NHKでチェックしてる番組。
プロジェクトXと(笑)、Switch interviewという対談番組がありまして。
最近、オダギリジョーと舘鼻則孝の対談をやってました。
舘鼻氏は、レディガガが履いて世界で注目を浴びた「ヒールレスシューズ」を作ったアーティストで、花魁のファッションからヒントを得た作品なのだそうだ。
そこで、「コピーとオリジナル」について、舘鼻氏が語っていた内容が面白かったのでご紹介。

確かに、花魁のファッションをコピーした感覚は強いけど、これは自分のオリジナルの作品。
自分のアイデンティティがしっかりあれば、何を表現したいかという意思がちゃんとあれば、その人が発信するものは全てオリジナルになるのではないか、と。

音楽の場合は、特に歌は、声そのものが、その人からしか発せられない個性そのものだから、ありのままの自分の声を素直に出して丁寧に歌えば、変にフレーズを変えたり、フェイクしたりしなくても、その人のオリジナルの歌になるはずなのだと思う。
昔、自分でオリジナル曲を作ってた頃は、既存の曲を演奏するのはただの自己満足じゃん、自分のカラーを出さなきゃ。って思ってたこともあったけど、ひとつひとつの音、言葉、フレーズを、丁寧に演奏すれば、それはその人にしか表現できないもので、それはきっと聴く人に伝わるんだと思う。
昔はずっと、「個性的」でありたいと思ってた。「変わってるね」って言われるのが嬉しかった。他とは違う特別なものになりたかったのかな。
でも今は、特別じゃなくて、ありのままの自分でありたいと思う。
ありのままの自分って?自分らしさって?案外自分のことはよくわからないもんだけど。
その、ありのままの自分を、そのまま素直に表現できたら、と思う。
それは、歳をとったからなのか。。。(笑)
年齢を感じる今日この頃ですが、これからも私らしく、歌っていきたいと思います。

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